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備忘録

【映画】ナイトクローラー (★☆☆)

まずあらすじから。

第87回アカデミー賞脚本賞にノミネートされたサスペンス。事件や事故現場に急行して捉えた映像をテレビ局に売る報道パパラッチとなった男が、刺激的な映像を求めるあまりに常軌を逸していく。脚本家として『ボーン・レガシー』などを手掛けてきたダン・ギルロイが、本作で監督に初挑戦。『ブロークバック・マウンテン』などのジェイク・ギレンホールを筆頭に、『マイティ・ソー』シリーズなどのレネ・ルッソ、『2ガンズ』などのビル・パクストンらが出演。報道の自由のもとで揺らぐ倫理という重いテーマが、観る者の胸をざわつかせる。
人脈も学歴もないために、仕事にありつけないルイス(ジェイク・ギレンホール)。たまたま事故現場に出くわした彼は、そこで衝撃的な映像を撮ってはマスコミに売るナイトクローラーと呼ばれるパパラッチの姿を目にする。ルイスもビデオカメラを手に入れ、警察無線を傍受しては、事件現場、事故現場に駆け付ける。その後、過激さを誇る彼の映像は、高値でテレビ局に買い取られるように。やがて局の要望はエスカレートし、それに応えようとルイスもとんでもない行動を取る。
引用元:yahoo!映画

出ました。

はじめての

星、1つです!!!

はじめに弁明しておきますが、映画がつまらなかったから評価が低いというわけではございません。
テーマ自体も現代社会の危うさを捉えた興味深いものでした。


ただ………


ただだな…………


ルー(主人公)、気持ち悪すぎない?


まず、冒頭でルーが出てきたシーンから
「顔が生理的に無理」と思いました。

この顔で2時間か、と。

すごいのは、それ程の嫌悪感をはじめから抱いたにも関わらず、映画を見進めれば見進める程、どんどん嫌悪感が増していくところ。

主人公の軽薄さ、傲慢さ、下劣さ、すべてがどんどん色濃くなってゆきます。
彼の得意とする(と自称する)交渉術は、交渉術でもなんでもなくただの下品で貪欲な脅し。

最後の30分なんかは、めちゃくちゃ酷い制裁を受けながら死んでほしいと呪っていたくらいです。。

なんというか、そういうラストであって欲しかった。

良い映像を提供して、テレビ局のお偉いさんと顔見知りになった。ディレクターを抱けた。(すべて脅しによる結果ですが。)
それだけで、自分が高いレベルに成り上がったとつけあがっているのが本当に気持ち悪い。

あのような成り上がり方では、すぐにまた地に転落することは目に見えています。
枕営業するキャバ嬢のようなものです。

だからこそ、ちゃんとその現実にぶち当たるラストにしてほしかったです。


パパラッチという仕事は、ライバルに「ヤクザな商売だ」と釘を刺されていたように、元々の倫理観が緩いルーにはぴったりだったんだと思います。とてもリアルでした。

衝撃映像の裏側には、あんなドラマがあるのかもしれませんね。。

もっと上品な世界で生きていたいものです。。